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にっき

日記

宮本 百合子

16 一九三〇年(昭和五年)

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 51,117 字 · 103 页

青空文庫

三月二十四日

三月二十五日

この頃、又アホートヌイに百姓がもの売りに出ることを許されて、ひどい人と云ったらお話にならず。

コオペラティブではレモンも何もないのに、道ばたで百姓女がレモンをもってる。彼等がどこから手に入れて来るのか、それがないと供給しきれぬところ、やっぱり百姓め、なかなかどうして急所をにぎって居る。

今日小包を五つ送り出した。秀雄さん宛。

三月二十四日 月

おくれかけていそいでメイエルホリドへ出かけたら、今日はどっかのザブコム〔工場委員会〕の総見だというので切符代をかえされた。二十八日に買いかえた。

Y、桜木さんのところへゆき、サヴォイへ行って、かえって来る。自分原稿の手入れ。

川谷さんから貰った餅を夜煮てたべる。

Yのところへ送金したという電報秀さんより。

○自分雑誌の切りぬきをやってる。

三月二十五日 火

海外ニュース(と云っても或見地をもった)にチャストーシカ〔四行詩の俗謡〕をつけてポーランドのミリタリズムを見せるところなど凄いぞ。まだただ音が明瞭でないのがわるいが。

――○――

○原稿を石川さんにたのんで送った。

ボリス・ゴドノフを見る。