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にっき
日記
宮本 百合子
16 一九三〇年(昭和五年)
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 51,117 字 · 103 页
四月二十四日
四月二十五日
ひどい。この間ラボーチャヤ・モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)にあった独習画家展の方ずっと面白し。
○夜一人でメイエルホリドのクロープを見に行った。マヤコフスキーの作品の観念的なところが(バーニャにあった)ここにもある。よきドラマチストになれぬところが現れて居る。ただ一九八〇年に甦った男の孤独感が、マヤコフスキーが死んだ後なので、或感じを与えた。
四月二十四日 木
中央児童図書館へ行く。
ここでは児童のための読みもの選択、忠告、並にヤースリ〔託児所〕の仕事までやって居る。ただ読むためばかりでなく、モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)の住宅難から来る子供の遊び場、仕事場補充までやって居る。ソヴェトに未だよき児童文学作家なし。
夜、スタニスラフスキーのピーコワヤ・ダーマ〔「スペードの女王」〕。Y、工合がわるいので家に居ると云い、自分一人出かけたらYも来た。三幕まで見てY苦しがるので二人でかえってYにコムプレスをして、〔以下空白〕
四月二十五日 金
今日Y、大分工合わるく一日床に居た。朝五時すぎ目をさまし、昨夜のコムプレスをとる。二分おき位にせきをしてはタンをとる。