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にっき

日記

宮本 百合子

16 一九三〇年(昭和五年)

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 51,117 字 · 103 页

青空文庫

十月十五日

○夜、やっとのことでフロにありついた。

十月十五日 水

○ ВОКС へ出かけたら、今日は女監獄はウイホドヌイ〔休日〕で見せないと云う。自分心に思えらく、ウイホドヌイだってそこは働いてるだろうのに! と。それでは детдом〔子供の家〕へというので、二つかけたら(ドビニ)二つとも今しめてるとかやってないとか、やっとスパルタク(タガンカ)へ行ってよいことになり、Yに電話をかけ、ストラスナーヤに出会って、出かけ、二時から五時すぎまで居た。二つの家(元モローゾフの)、八つから十五歳までの子。百五十人以上。ナストロエーニェ〔機嫌〕のよいのに殆どおどろいた。いかにも人なつこい。かえりに、停留場まで送って来てくれた。七十七人の中たった三人四人しかピオニェールでないのがない。

○夜、川谷さん、テーブルの上に南瓜、ザクロ、ナス、きぬかつぎ、等もりものをしてあった。天羽、島田等。島田の性格、御馳走になってるときは何でも褒めようとしてつまらぬキュースを見て、ヤーこれ?……と云ったがあまり普通なので中止する。

○テルとIに通信

十月十六日 木

○自分さきに起きる。この頃はいつもそうだ。