轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

にっき

日記

宮本 百合子

16 一九三〇年(昭和五年)

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 51,117 字 · 103 页

青空文庫

五月六日

五月七日

馬のまつ毛が長い。芸術座のわきの地下室で裸の支那人が洗濯して居た。空に雲が出た。プーシュキン像のウラル大理石の土台が光った。

みぞれが一寸降った。牛乳を入れて歩いている女の鍋の上に。コムソモール〔共産主義青年同盟〕の半ズボンの上に。

夜、もう八時でも明るく、街は白夜の表情をもち始めた。日本女の机の上でボタンのような形の桃色のバラの花が一輪咲いて居た。そして水色エナメルのヤカンがわきにおいてある。

五月六日 火

朝、プレハーノフのわからぬところ、それからマルクシズムの文芸批評ということに話がなって、長く話した。

油橋さんの細君来。

どんな女性でもその人のパッションというものはある。それをここではマジャーンに放散する由。

○マルクシズムは世界観の根本をなすところのプリンシプルだ。=マルクシズムの芸術論そのものからは芸術は生れぬ。判りきったこと、然しわかりきらぬこと。

○夜、Yのマヤコフスキーについて話した。クロープとバーニャのことについて。

五月七日 水

朝、プレハーノフをやる。きのうの分もやる。今朝はうちにパンしかないので、自分茶をのみつつ何もつけぬパンをたべた。