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にっき

日記

宮本 百合子

16 一九三〇年(昭和五年)

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 51,117 字 · 103 页

青空文庫

十月十二日

十月十三日

〔あなたが帰られるのは私はまったく残念です〕ハハハ、だと。

十月十二日 日

○べこ一人 АОМС、

○ ВОКС(まるでよく洗ったプリッツア〔敷石板〕のように清潔だ。女が子供を産むところを見てびっくりした。)

○クララ・ツェトキンの名に於ける産院。

○秋の小春日和だ。もうすっかり樹の葉がおちてしまった。心地よくブリ※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)ールを歩いて行った。

○アオムスでパスポートの後からシールをこわして居住証をはがされたときの感じ。悲しかった。非常に。痛いようだった。

○夜、革命劇場の「第一騎兵隊」面白かった。がこういうものは舞台ではむずかしい。なかなか思いきってつかまえた材料だ(ドラマに不適当なものと引□□□□□□)

○ここで、又リアリスチーチェスキーでみんな戦争に関する劇をやっている意味。

十月十三日 月

○イントーリストで汽車のことしらべた。

○雨がビショビショふってる。

傘をさして、毛の靴下をはいて、ガローシをはいて、АОМС へ行った。

ガローシ、毛の靴下何とあったかでいい心持か!

○ ВОКС へよる。あしたアフラノ・マテリンストヴォ〔母性保護研究所〕へ行く手はず、十五日にジェンスキー дом ザクルチョンヌイフ〔女囚監獄〕へ行くことにして、ニキーツキーを歩いてかえった。