轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
みたびとうほうのへいわをろんず
三たび東方の平和を論ず
大隈 重信
「新日本 第四卷第五號 創刊三周年記念號 臨時増刊」冨山房、1914(大正3)年4月3日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 12,089 字 · 24 页
九 誰か領土的野心を抱かん
独逸が山東に鉱山の採掘を始むると、また躍起運動を開始してこれを拒み、いずれもその利権を取戻した。そこで列強はここに利権獲得の困難を悟り、今度は支那の事業に資本を貸し与える。すると獲んと欲する物、その物は安全に獲らるる。これが支那国民の自尊心を一方に満足せしめて、他方に十分の利益を我に収め得るゆえんであるとした。然るに更に意外にも革命が起り、金をさえ貸すなら担保にはなんでもかでも求めらるるままに提供する事となった。即ち今日は資本的征服と言っては語弊があるか知らぬが、列強は支那に対して盛んに資本的開発を試みている。これを以て最も将来有望にして且つ利益の多く来るものとした。
九 誰か領土的野心を抱かん
侵略的態度を以て支那に向う事はかくの如く難い。それ故昔はかかるアンビションを抱いて支那に臨む国もあるいは有ったかも知らぬが、もはや今日は左様の国は甚だ不足であろうと信ずる。世間には近来しきりに露国の対蒙経綸を云々する。しかし露国と蒙古との関係は一朝一夕のものでない。即ち二百年以来、蒙古がかつて露西亜に侵入して撃退された以来、反対にコサックが蒙古に入る。ペートル大帝以降絶えず露国の人民は外蒙古に於て蒙古人、韃靼人と触接している。