轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
みたびとうほうのへいわをろんず
三たび東方の平和を論ず
大隈 重信
「新日本 第四卷第五號 創刊三周年記念號 臨時増刊」冨山房、1914(大正3)年4月3日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 12,089 字 · 24 页
八 支那を奪取するは難し
それ故まず大なるものと言えば、やはり最初数えた六ヵ国である。その中更に資本国はといえば最初の四国に止まるので、露と日とは与らぬ。更に金額の上よりいえば、日本は最下位におるものである。けれども翻って利害の関係よりいえば、日本が一番その大なるものである。即ち距離からいえば、他のいずれも甚だ遠いのに反して、日本は一衣帯水を隔つる隣国である。河川に浮ぶる船舶の数よりいうも、英が一位で、二位は直ちに日本である。而かもそれは現状をいうので、その漸次に増加しつつある割合から将来を予測すると、遠からず日本がその第一位に上る事と信ずる。即ち航海上、同時に貿易上に於て日本の位置は益々有望である。六国の対支那関係をかくの如く観察し考察し来れば、日本の自ら任ずるところはよほど大なるものでなければならぬ。
八 支那を奪取するは難し
支那にはまた近来河南に白狼匪など称する土匪が起っている。河南といえば支那に於ける中原であるが、彼等は此処に起り、将来更に蔓延せんとする有様である。それが盛んに起れば鉄道は破壊さるる。交通はために杜絶する。従って商売も妨げらるる。而かも中央の力微弱にしてこれを能く制する無しとすれば、投資国は民国政府に信頼せず、自己の投資に対する利益を自ら保護し防禦するに相違ない。