轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
みたびとうほうのへいわをろんず
三たび東方の平和を論ず
大隈 重信
「新日本 第四卷第五號 創刊三周年記念號 臨時増刊」冨山房、1914(大正3)年4月3日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 12,089 字 · 24 页
二 列強支那の疑懼心を利用す
支那を亡ぼさんとするなら、まず支那国民を屠り尽すの覚悟が無ければならぬ。ところが果して屠り尽し得るか。やれるならやってみろ。その繁殖力の強い支那民族は如何にする。とても殺し尽せるものでない。百万人の支那民族を屠るには少なくも十万人の自国民を犠牲に供せなければならぬ。それをも忍んで攻め続くるか。支那国民を屠り尽さざる中に、攻撃軍たる欧州人がまず死に尽すであろう。その結果は如何と見るに、支那は依然として存在するに相違ないと、かかる意見を以て我等は当時盛んにそれに反対した。
二 列強支那の疑懼心を利用す
第二回の東方平和論はこれを日露戦争の後に発表した。日本の実力の甚だ強大なるに打たれて支那人は痛く恐怖した。日本はこの勢いを以て終には支那全土を征略しはせぬかと、ただに支那人のかくの如く思うのみならず。支那に商権を拡張せんとする欧米諸強は、日本の勢力の支那の市場に伸ぶる事を甚だ喜ばない。ここに於て嫉妬心から支那人に対し日本の中傷を試み、日本は今や虎視耽々支那を亡ぼさんと勉めている。甚だ危険である。我等欧米人にはかくの如き野心を持たぬ。日本人を遠ざけて我等に親しむに如くはないという様に説いた。