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Japanische Klassiker mit Furigana

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おばけのしょうたい

おばけの正体

井上 円了

Lesen Sie おばけの正体 (おばけのしょうたい) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 74.925 Zeichen · 145 Bildschirme

Aozora Bunko

さらにこれを細別すれば、実怪の方には真怪と仮怪との二種あり、虚怪の方には偽怪と誤怪との二種ありて、偽怪は一名人為的妖怪といい、誤怪は一名偶然的妖怪といい、仮怪は一名自然的妖怪といい、真怪は一名超理的妖怪といいます。もし超理的妖怪より論ずれば、ひとり人間社会のみならず、宇宙間の事々物々、一として妖怪ならざるなきほどに至ります。天地すでに一大妖怪なれば、その間に現ずる森羅の諸象はもとより妖怪の現象にして、一滴の水も一片の雲も、みな妖怪なりと申してよろしい。なぜなれば、超理的妖怪とは不可思議、不可知的の異名でありて、事々物々もしその根元を窮むれば、みな不可知的に帰するようになります。諸君は、かの笑うがごとき春山の景中に不可思議の霊光を浮かべ、歌うがごとき秋水の声裏に不可知的の妙味を含むを知りませぬか。たれびともその心中にひとたび哲眼を開ききたらば、見るもの聞くもの、みな超理的真怪となりて現るるようになります。妖怪研究もこの点まで窮め尽くさなければ、真のおもしろ味は知れませぬ。しかし、世間の者にこのような話をして聞かせても、いわゆる馬耳東風の類にて、サッパリ感じませぬは実に困ったものであります。