Japanische Klassiker mit Furigana
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おばけのしょうたい
おばけの正体
井上 円了
Lesen Sie おばけの正体 (おばけのしょうたい) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 74.925 Zeichen · 145 Bildschirme
第一〇〇項 壁上の怪影
第一〇一項 ランプの怪影
。総じて人間に貧相、福相のあるごとく、土地、家屋にて吉凶がおのずからあらわれておる。凶相の家、すなわち光線のとおらない、気流の悪い、厠と井戸の接近したような家に夭死する人が続出したり、逆上して変死する者の続出するのは当然で、この中に一人でも脳の加減が悪くて奇異な幻覚を見るものがあると、すぐその家は化け物屋敷になってしまう、云云。
その他、種々論じてあれどもこれを略すが、この地気作用ばかりが化け物屋敷の原因ではないけれども、その一因となることは疑いない。
第一〇〇項 壁上の怪影
世に偶然妖怪の幻影を生ずることあるが、その一例に府下駒込の無名氏より、ある夜、室内の灯光が柱にかけたる着物に触れ、上図のごとき幻影を現出せることを報告し来たった。これ、もとより偶然の出来事にして、なんらの意味あるにあらざれども、世の迷信家がこれを見るときは、亡者が姿を現したのであるように申し立て、その話にだんだん尾がついて、ついに一大怪談となるであろう。
室内の灯光による柱にかけたる着物の幻影の図
第一〇一項 ランプの怪影
壁上の怪影のみならず、ランプのホヤに幻影を実験せし場合もある。