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Japanische Klassiker mit Furigana

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おばけのしょうたい

おばけの正体

井上 円了

Lesen Sie おばけの正体 (おばけのしょうたい) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 74.925 Zeichen · 145 Bildschirme

Aozora Bunko

第四二項 佐賀の怪事

第四三項 高崎の投石事件

余はこれを聞いて、「ほかより狐狸、天狗のなす所業でなく、家族中に原因あるべし。よく家の内に注意して取り調ぶるがよろしい」と申しておいたが、その後の報告によれば、「同家に住する十三歳になる娘の所業なることが発覚せし」と申してきた。これは、やはり一種の病的の方であった。

第四二項 佐賀の怪事

和歌山市の事件より二、三年も前、佐賀市のある家に、薪木の天より降りてきたことがあった。これはその家に奉公せる下男が、おもしろ半分に悪戯をなしたことがすぐ分かった。下男が自ら薪木を天に向けて投げ出だし、人に告げて曰く、「今、天から薪木が降った」という。あるときに、人にその投げるところを発見されたために、当人の所為なることが分かったのである。かくのごとき例はたくさんあるから、今少しその例を挙げておこう。

第四三項 高崎の投石事件

投石の怪事にして、原因を発見せし例は前に掲げしほかに多々あるが、そのうちの一例は先年、群馬県高崎市檜物町に起こった出来事である。同町成田某の所有せる半建ての別荘は、その敷地がむかし高崎藩の断頭場の跡とて、ときどき妖怪出没の噂ありし所へ別荘を建てかけたれば、ある夜より、そのトタン屋根へどこよりとなく石が降り、カチーンカチーンと鳴る音はすこぶるものすごく聞こゆるより、隣家の人々まず騒ぎ立て、おいおい大評判