Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ロザリオのくさり
ロザリオの鎖
永井 隆
Lesen Sie ロザリオの鎖 (ロザリオのくさり) von 永井 隆 (ながいたかし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 107.351 Zeichen · 213 Bildschirme
働かざるものは食うべからずの原則があるからな。もう一尺掘れば五〇グラム余計もらえる、とか、これで四〇〇グラムになったからやめようとか、ショベル一ぱいがパン何グラムにあたるかなどと、こまかいところまで計算して働いているやつもいるんだからな。全く仕事はパンなりだったよ。しかし結局あのやり方は能率が上がらんね。全くだ。ただ自分の受け持ちの仕事をいかにしたら一〇グラムでも多くのパンにかえることができるか、そればかり考えてやるんだからなあ。ああ、それについて思い出したよ。ぼくらは原っぱを掘らされていた。何のために掘るのか知らされていない。ただ三立方メートル掘れば一〇〇パーセントということだけ知らされていた。とにかく掘ったよ。掘らなきゃパンにありつけぬからな。ところが、いくら掘っても、やめろと言わぬ。監督のソ軍下士官はしきりに頭をかしげて考えては、もう少し掘ってみろという。ぼくはとうとうたずねたよ。いったい何の目的で掘るのか? とね。すると水道の鉄管の分岐点を掘り出すためだという。その分岐点はどこかはっきり分かっているのか? と聞き直すと、とにかくこの辺らしいという。