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Japanische Klassiker mit Furigana

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ならしげざっぴつ

小出楢重随筆集

小出 楢重

Lesen Sie 小出楢重随筆集 (ならしげざっぴつ) von 小出 楢重 (こいでならしげ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.351 Zeichen · 657 Bildschirme

Aozora Bunko

骨人

支那の女もまた足を隠そうと心がける、そしてあの小さな足を製造してしまったが、あの足の裏を偶然にも発見したら随分変な感銘を受ける事かと考える。

私はコロンボや、シンガポールで焼つく大地を平気な顔で歩いてる素足の土人を見たがその足の大きさと裏皮の厚さを考えて感心したものだ、あの足の裏を一尺の近さに引よせて、じっと眺めたら一体どんな感じがするものだろうと思って見た、象の足、鰐の足の裏とほぼ同一のものかも知れないと思う。

日本ではその素足を美しいと誇るものがあるそうだ、それは芸妓だという話であるが、なるほど芸妓の足は表から見るとちょっと美しそうであるが、不幸な私はいまだその裏を親しく眺めて見た事がないので、千日前の海女の足の裏と如何に差別があるかを知らないのを頗る遺憾に思う。

骨人

脂肪過多はどうも夏向きでない、でぶでぶと肥えた人たちは、真夏において殊に閉口しているのを私はよく見る、じっとしていても汗をだらしなく流しているさまは、真とに気の毒な位いである、歩けば股摺れがして痛いのだ、しかし私は一生に一度でもいいから、股摺れの味が味いたいと思う事がある、そんな身分であれば、さぞ心ゆったりとする事かと思う、私のように痩た人間はいつも股と股との間は四、五寸も距離があり身体は地球から二、三寸上を、人魂の如くフワリフワリ