Japanische Klassiker mit Furigana
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ならしげざっぴつ
小出楢重随筆集
小出 楢重
Lesen Sie 小出楢重随筆集 (ならしげざっぴつ) von 小出 楢重 (こいでならしげ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.351 Zeichen · 657 Bildschirme
五 画面の大きさの事
出来上った絵は、よく乾かす事が必要です、乾くとその絵具のついてある面へ、その絵の調子によって、黒い紙かあるいは藍、あるいは鼠色の紙をガラスと同じ大きさに切って当てます、その紙の地色によって、絵の調子を、強めたり弱めたりする事が出来ます。
色紙を当てると、次にボール紙のような厚紙を、これもガラスと同じ大きさに切ってすて周囲を細い色紙か何かで、糊付けにしてしまいます、こうすると、ガラスで手を傷けたりすることもなく、少し位い取り落しても、こわれる事はありません。こうして一枚の絵の仕上げを終るのであります。
五 画面の大きさの事
画面の大きさを考える事は、重要な事であります、油絵は八号位いから百号、二百号、三百号と、どれ位いでも大きく描く事も出来、またその材料が、それだけの味を充分受け持つ力のある材料であるのです、ところで水彩は、もう二十五号以上にもなると、材料に無理が起って不愉快になります、水彩という材料は、そんな大ものを引受ける力がありません、何んとしても小品の味であります。
ガラス絵は特に、大ものはいけないようであります、第一馬鹿に大きいガラスというものが、人に、何時破れるかも知れぬという不安を与えていけません。