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Japanische Klassiker mit Furigana

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ならしげざっぴつ

小出楢重随筆集

小出 楢重

Lesen Sie 小出楢重随筆集 (ならしげざっぴつ) von 小出 楢重 (こいでならしげ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.351 Zeichen · 657 Bildschirme

Aozora Bunko

六 額縁の事

なってしまう事も、怖れねばならないのであります、この種の挿画となってしまっては、も早や、ガラス絵も何もかも、皆台なしとなってしまうのであります。

要するにガラス絵といっても、少しも他の油絵や、水彩と変わりなく充分の写実力を養って後ちでないと面白い芸術品は出来ないでしょう。

食物でいえばガラス絵などは、間食の如きものでしょう、間食で生命を繋ぐ事は六つかしい、米で常に腹を養って置かなくてはなりません。

六 額縁の事

ガラス絵とその額縁との関係は、なかなか重大であります、何んといっても、二、三寸の小品の事ですから、これに厭な額縁がついていれば、その小さな画面は飛ばされてしまいます、充分中の光彩を添えるだけのものでなくてはならないでしょう。

支那のものでは、よく紫檀の縁がついています、上品でいいものです、古いビードロ絵にはそれは堪まらなくいい味な、古めかしい縁がついています。

私は額縁屋へ喧かましくいって造らせたりしますが、どうもいう事を聞かないので癪だから致方なく、私は場末の古道具屋をあさって、常に昔しの舶来縁の、古いのを探しまわるのです、古額は案外美しいものがあります、昔し渡った鏡のフチなど今も散髪屋などによく残っていますが、なかなかいいものがあるのです、こんなものは古道具屋では、あまり価値がないものですから