Japanische Klassiker mit Furigana
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ならしげざっぴつ
小出楢重随筆集
小出 楢重
Lesen Sie 小出楢重随筆集 (ならしげざっぴつ) von 小出 楢重 (こいでならしげ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.351 Zeichen · 657 Bildschirme
おかアさんはもう別府から帰ったかしらん、神経を起さぬ様にせんといかん、ちっとも心配な事はないから。
暑さも、日本より反って涼しい。昨夜も船のデッキで、かぜを引く程にすずしかった。
考えて見ると、別府へ行った日が一番暑かった様に思う。
香港、シンガポール間が暑いそうなが、それから印度洋は又らくだそうな。
身体は毎日御ちそうをたべて、ゴロゴロねたりしているので、めしはうまいし、健康である、安心してほしい。
目方も時々計って見るがあまりへってはいない様だ。
何れ、香港へ到着の上はエハガキを出す事にする。
東京の方へ絵はもう出品したか、東京の磯谷額椽屋の処はわかっているか。
一寸思い出したが、瀧山氏へやる静物は、やはり非売として置いたらどうか。それともたきのやへ、くわしく電話で話しをしてくれるか、どっちなと。
ずい分船にのっている様に思うが、まだ香港だ、船というものはずい分のろいものだ。
印度洋まで行ったら、無線電信を一度打とうと思う。
郵便会社の方から船の発着などの通信が、るす宅へ行くそうなが、行っているか、もし行ってなかったら会社へ電話で聞いて見るがよい。