Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 65.193 Zeichen · 131 Bildschirme

Aozora Bunko

十月三十日

十月三十一日

十月三十日(火曜)

今日は私共の三年目の結婚記念日に当る。大きい目から見ると、私共二人が結びついたことに何の天日かかわりある、と思われる。然し、ハムブルに人間の生活の絆を考えると、又意味ないことはない。夕食のテーブルを、新鮮な菊の花と、輝く二本のローソクとで飾った。

『朝日』に送るもの、二十八枚ばかりとにかく終る。

夜、散歩し、五丁目の本屋で、ハリスンの Growth of the soil を買った。

「大地の成長」なかなか立派。書くのに影響を受けそうだ。Great Hunger といつぞやリテラリー・サップリメントでよんだ自叙伝を見たい。ロシア人と又異う力強さ、自然に対する愛。

十月三十一日(水曜)

一時までに三宅氏のところへ行く。其処で『読売』の記者に会い、婦人参政権問題がビートされたことに対しての感想を書け、とたのまれる。二三枚のものと思いうけ合う。

林町に行き、夕食を皆と一緒にすませ疲れてとまりたいのを、とにかく、これも自己修養の一つと考え、小南に須田町まで送って貰って九時頃帰宅。一馬ちゃんへの詩の本を送るようにし関さんにドイツの詩のことについてきき合わせの手紙を出し、事ム的のことを片づける。