Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 65.193 Zeichen · 131 Bildschirme
六月三日
◎ 私が別れて見る。田舎の兄にも気の毒だから、と云う口実で、彼はやはり同じ、或は少し位異っただけの生活を持続するのではないか。
◎ 何故なら、私が彼の仕事の発育を希うことは彼も知って居る。マンリーの人なら、二人でさっぱりし、又、どんどん互にやろうと云うだろう。Aはねじくれ、そうは云わず。何でもすてる、と云う。愛するのも、自分が満足しなければ、自己を通さなければ、まるで手を引くと云う独〔後欠〕
六月三日(日曜)晴
午前中、A、オムア・ハヤムの清書。自分は、新らしい『ニューヨークタイムス』を見たり、チェックの小説を一つほどよむ。珍らしく女流作家の、バルバラと云う短篇。体の大きな働きものの召使女と、人からは気の弱い半人前(体まで)と云われる男(やはり貧乏で百姓に使われて居る)との殆ど神秘的なほどの恋を書いたもの。少し、月なみの終結になり、あまり深い心理描写がないのは、あまい。やはり女特有のやさしさなどを狙って居るのか。但、景色を書いたところなどに如何にもその地方らしい面白いところはある。
キプリングの「ジャングルブック」はよし。なのに White seal などと云うのは、或涙が湧くほどだ。