Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 65.193 Zeichen · 131 Bildschirme

Aozora Bunko

十月十八日

十月十九日

A、Bed Stead のペンキ塗。自分 The Forsyte Saga をよむ。

十月十八日(木曜)晴

Aが米国で知り合いになった持田文三郎と云う人来、昼食を一緒にし夕方まで居る。

この人、四十歳でまだ独身、頻りにひとの結婚のこと、情事のことを熱心に、興味をもって話す。Aのアメリカンの女友達の写真を見「これも O my Kid か」とはしゃぐ。卒業して居ないことをつくづくと感じた。十八九二十の男の子が、少しデ調になると、稚い、アモアの話を熱烈にする心持がよくわかった。荒木はよい女房を当た。さぞ稼ぐだろうと思われて居る由。荒木も気の毒なり、下らないことを推察するに敏い種類の友人ばかり持って居るのではやりきれず。

所謂流言蜚言は、横浜の山口正憲と云う壮士が云い始めた由。されど、その流言を信じるあれだけの暗示、先入主が、市民、国民にあったことの悲しむべき恐るべきことは、誰も強調するものはない。

十月十九日(金曜)

午後一時より、三宅氏のところで集る。午前中、やす子さんわざわざ来訪。松本の講演会で、吉永さんと云うあの美貌の女の人が、婦人連盟へ寄附しろと演壇から云い、二百円も金を出して居るから、この位のことはよいだろう。