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Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 65.193 Zeichen · 131 Bildschirme

Aozora Bunko

自分には忘られず、いつかは、Aが幸材料は集め得るのだから、少し目鼻をつけて見られることもありはしないかと云う期待さえ持って居る。

Aは、惜しいことにそう云う方面に著しく頭は動かない。セサニアン朝の彫刻が、ひどくローマの風を模し、彫像の衣服の有様から、目鼻立ち、髪にリボンのついて居る様子など、言語学的立場から見ても、多く暗示する点と思われる。彼には、その方面の研究に於ても、頭の中に、ペルシアの言語は斯う、とあらかじめ限定が出来て居るらしく、そう云う活きた生活のドキュメントからヒントを掴んで、想像を廻らして見ると云う、研究上の青年らしさが皆無だ。自分は専門が違うので此批評はやや酷な、当を得ないものかもしれない。自分としては欲があり、まあ、せめてペルシアを研究するとすれば、他人の著者の引証で暮さず、一つの独創的発見でも持たせたいので、何だか歯痒く感じるのだ。

材料の蒐集で一生終るのか。よい世界の歴史的文献の欠しい日本には、後に来る者の為、此も一つ、彼の生きた意味として見るべきか。

◎

ロマン・ローランの「クルラムボオ」を読み始める。