Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 65.193 Zeichen · 131 Bildschirme
芸術にたずさわり、それを愛敬するものは、日本が、自分等の心と何の関係もない軍人の工業的像ばかり得意になって立て連ねて居ることに、恥を感じずに居られるだろうか。東京中の銅像の中に一人でも大学者が居るか。幾年か後、須田町の群像の醜さを恥じて、打壊すか、作りなおすかする時代が、日本にも来ることを切望する。」
国男さんは、ずっと鎌倉に居るらしい。
ああやって、若い娘のひとと二人きりで、長閑に生活し、学校もいい加減にして居るのが、よいか、わるいか、道徳ではなく、深く感じる。
近頃自分の深く思うことは、結局、道徳と云うものが人間生活の本源の力には、まるで支配力を持たないと云うことだ。
又、自分のように、子供のうちから、弟達の上に居、父母に、道徳上の訓練を受けすぎたものは、実に身についた不自由さ、偽善、を持たされる、と云う反省。大人と云うものは、自覚しない利己主義とさもしい功利的本能で、子供に自己放擲の尊さや、他の者の為に働く美しさを注ぎ込む。自分などは、いつの間にか必要から生じた父母の便宜的(無意識でも)おだてにのって、一寸した善行に我を酔わせる悪癖を得た。