Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 65.193 Zeichen · 131 Bildschirme
完全な協力が行われればそれに越したことはない。然し私共の間には、それを期待することは出来ない。Aは、私の為と云い乍ら自分の意志を遂行する力を持って居るから。私は主張はする。が実行になると彼に譲って仕舞う。
子供を生まない夫婦は、あらゆる意味に於てむずかし。
一、とにかく自分達で世話をしなければ死んで仕舞うと云う哀れな、弱い、愛らしいものは持たない。
二、故に、互が互を見る。性交と云うことその他に根本的な疑問が生じる。ぼやかされる子供が居ないから。此時期、二人が真個に人としてよい結合――性的自堕落にもならず、冷淡な利己主義者とならず、心の友、自然な陰陽の一対として、浄く結びつくこと――が出来るか出来ないかの別れ道となる。
三、男は野心的な仕事熱中病につかれる。女は、家の暖さにかつえて、肝心の仕事さえ手につかなくなる――仮令子は生めず、仕事はあっても、女には少くとも自分の心には、家の輝やかしさ、明るさ、歓びに、無限の渇望を持って居る。男は、それをすっかり二義的に出来る傾向がある。女には、第一義的なものの一部分、或時は力の源になることさえある。
◎ 自然の力は大きい。