Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 65.193 Zeichen · 131 Bildschirme
嘘がつき通せるものではない。
◎ この人と自分との子なら、と云う希望の持てない者と結婚をするな。一時は糊塗出来ても一生は続かない。
始めそう思って結婚したのに子供が生れないならよし。斯う云う欠点があっては子供に希望を持てないと云う一点があったら、恋情がほだされても結婚はするな。
さっぱり、互の肉体を見ない友人はよし。
すっかり一団になり切った結婚者はよし。
中途半端は何より悪い。
◎ Aは、又友達になり、互に仕事の話に歓びを感じる生活を、始める心持はないか。
◎ 右のような考は、自由を得、而も外面に波瀾を見せない為に考える卑劣な遁路だろうか?
そうではない。
私の心には、真にAと平和に、良心的に、リーゾナブルに生活して行きたい望が燃え切って居る。それをするに、Aの万事を立て通すことはわが心が許さない。我ではない。一点私心のない何ものかがそれを嘉しない恥かしさ、苦しさ、を覚えるのだ。
◎ Aは、ものを、整然と考えることは出来ない人だ。
感情の末梢が反抗的に反応するように発達して居る。逆し易い。裏路を向いて走り易い。
◎ 彼は、私が今のように疑問に行つまり、生活を煩悶して居るなら、一寸の旅行で、遠のき小康を得ても駄目だから、別れようと云う。