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Japanische Klassiker mit Furigana

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おばけのしょうたい

おばけの正体

井上 円了

Lesen Sie おばけの正体 (おばけのしょうたい) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 74.925 Zeichen · 145 Bildschirme

Aozora Bunko

第一二九項 妖怪と宗教との関係

凡夫の愚かな目より見て嘘と思うくらいのところに、かえって真のまことがあるわけだ。これと同じく、世間の妖怪とするものを余は妖怪にあらずとし、世間の非妖怪とするものを余は妖怪とするのも、決して矛盾なるにもあらず、アマノジャクでもなく、当然の断案である。もし、世間の人も研究眼をもって詮議を尽くしたならば、必ず余と同一の結論に達するであろうと信じている」

第一二九項 妖怪と宗教との関係

余が、かく世間の妖怪を打破して赤裸々にするに対して、必ず「その結局、宗教そのものを破壊し、神仏の信仰までを根絶するに至らん」と詰問する者あらんも、余はこの点について、世間の論者と意見を異にするものである。世論往々、宗教そのものを迷信とするも、余は宗教の信仰と迷信とは雲泥氷炭の相違ありと信じている。しかし、民間にていわゆる宗教信者と称するものの信仰は多く迷信である。その故いかんというに、世の神仏に祈請するものの中には、全く神仏を誤解して、己の私利私欲をほしいままにする道具に使用せんとするやからがある。例えば、平生なんらの善根を積みたることなく、功徳を施したることもなくして、不幸、災難、病気等に際会するときに限り、にわかに思い立って神仏に祈願をかくるがごときは、神仏を愚弄するものといわねばならぬ。