Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
カニのぬけがら
」
「うん、日本人だ。きみも日本人の少年だね。カニのばけもののなかまではなさそうだね。」
それは、五十歳ぐらいの男のひとでした。
カニのぬけがら
「そうです。ぼくは、あいつらに、つかまえられたのです。」
といって、ふっと、気がつきました。
井上君は怪人の魔力によって、からだを消されていました。ですから、井上君の姿は、だれにも見えないはずです。
ところが、この紳士には、ちゃんと、井上君が見えているらしいではありませんか。
「おじさんぼくが見えるのですか。」
井上君は、へんなことを、たずねました。
「見えるとも。きみは、なかなか、つよそうな少年だよ。」
紳士は、にこにこわらって、こたえました。
では、カニ怪人の魔法がとけて、井上君のからだは、見えるようになっていたのでしょうか。なんだか、へんではありませんか。
しかし、それを、ふしぎがっているひまはありませんでした。
その紳士と、二言三言、はなしあったかとおもうと、井上君は、
「えっ!」
と、さけんで、うしろへ、たおれそうになりました。
それほど、びっくりしたのです。
それから、しばらく、ふたりは、ヒソヒソ話をつづけていましたが、いつまでもはなしていて、だれかにみつかっては、たいへんですから、ひとまず、わかれることにしました。