Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme

Aozora Bunko

小林少年の推理

「ええ。」

小林君も、ニッコリして、分署長さんを見あげました。

ちょうどそのとき、げんかんのほうに、あわただしいくつ音がして、

「分署長さんは、こちらへきておられませんか。」

という声が、聞えてきました。

「ここにおいでじゃ。どなたです。」

井上君のおじさんがどなりますと、ひとりの警官が、応接間へとびこんできました。分署の警官です。

「分署長さん、たいへんです。あの貨車が見つかりましたっ。」

まだ若い警官は、暑くもないのにまっかな顔をして、汗を流しています。

小林少年の推理

「どこで見つかった?」

波野さんも、井上君のおじさんも、思わず、いすから立ちあがりました。

「森の中です。ごぞんじのように、横目駅と、矢倉駅の間に、森野製材株式会社のためにひいた、専用の支線があります。材木をつみだすことは、月に五―六回しかありませんから、へいぜいは、つかわない線です。あの支線の通り道に、ちょっとした森がありますね。その森のまん中に、貨車がとめてあったのです。横目駅の駅員が、つい今しがた、それを発見したんです。」

「で、中の美術品は?」

「かさばるものは、そのまま、のこってますが、持ちはこびのできる目ぼしいものは、すっかりなくなっています。