Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
古山博士
次郎君は夢を見たような気持でした。あれがほんとうのできごとだったのかしら。まだねむっていて、夢を見ているのではないだろうかと、うたがってみましたが、どうも夢ではなさそうです。それから、いそいで学校の先生のうちへかけつけました。先生は庭で顔をあらっているところでした。
「先生、たいへんです。」
次郎君は、いきせききって、カニ怪人のことをはなしました。
「アハハハ……、きみはなにをいっているんだ。夢でも見たんだろう。そんなばかなことがあってたまるか。」
先生は、とりあってくれません。
「それじゃあ、あれはやっぱり、夢だったのかしら。」
次郎君は、自信がなくなってきました。
古山博士
ひとりの新聞記者が、この話を聞きつけて、別所君をたずねてきました。そして、いろいろ質問して、これはうそじゃない、とおもいました。かれは東京の毎朝新聞の銚子支局の記者でしたが、さっそく、くわしい記事を書いて、本社に送りました。その記事が毎朝新聞に大きくのったのです。それには別所次郎君の書いた、怪物の写生図まではいっていました。
カニ怪人Rのことは、これで東京じゅう、いや、日本じゅうに知れわたりました。