Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme

Aozora Bunko

ポケット小僧

さあ、おもしろくなってきました。そのポケット小僧が、これからいったいどんな役目をつとめるのでしょう。

ポケット小僧

刑事さんに手首をつながれて、ふたりの犯人が、恩田さんの家の玄関へ出て来たときです。

門と玄関のあいだのまっ暗な庭の木の陰に、ひとりの男がしゃがんで、ようすをうかがっていました。

黒っぽい服を着ているので、そこに人がいるなんてだれも気がつきません。

その男は、二十面相とそのでしがつかまったことがわかると、「チェッ。」と舌うちをしましたが、そのまま、暗やみをつたって門を飛び出すと、急いで向こうへ歩いて行きます。

この男は、二十面相の部下かもしれません。まんいちの用意のために、部下を玄関の外に見張らせておいて、もし二十面相がつかまったときには、こうしろとあらかじめ打ち合わせてあったのかもしれません。二十面相がおくの手と言ったのは、これだったのではないでしょうか。

恩田さんの門から百メートルほど行った横丁へ曲がると、そこに一台の自動車が止まっていました。

男は、いきなりそれに飛び乗って運転席につきました。そして、前に備えつけてある無線電話の送話器をとると、大急ぎでなにかしゃべり始めました。