Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
電話の声
赤井ではない人間が、あらわれたのです。」
「そして、その人はどこへいったのです。」
「消えてしまったのです。きのうの大学生のようにね。」
「わかりませんなあ。じつにふしぎだ。こんなばかなことがあるはずはない。」
博士はこまったような顔をして、きょろきょろと、あたりを見まわすのでした。
「ハハハハ……、なんでもないことですよ。これをごらんなさい。」
明智探偵はそういって、ドアのそばへ近づきました。
では、このドアに、秘密の種がかくされているのでしょうか。そうだとすれば、いったい、どんな秘密なのでしょう。読者のみなさん、つぎを読むまえに、ちょっと考えてみてください。
電話の声
明智探偵は、ドアを廊下のほうへひらいて、内がわのドアの板をちょっと指でおしますと、パチンとおとがして、ドアの中から、もう一まいドアがひらいてきました。つまりそのドアは二重になっていたのです。
明智はそれを、ぜんぶひらいて見せました。ドアのちょうつがいのそばに、もう一つ、かくしたちょうつがいがあって、図のようにひらくしかけになっていました。そして、ドアからひらいた、もう一まいのドアの内がわは、大きな鏡になっていたのです。