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Japanische Klassiker mit Furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme

Aozora Bunko

もう夜もふけていたからです。考えれば考えるほど、ふしぎなことばかりで、なかなか、ねむれません。

でも、昼間のつかれで、すこしウトウトしたかとおもうと、にわかに、家の外が、さわがしくなりました。

なんだろうと、ベッドをおりて、窓からのぞいてみました。そこからは、この家の門が見えるのです。

門の外に、自動車が、とまっているようです。それも一台ではなくて、二―三台とまっているらしいのです。

腕時計を見ると、もう十二時でした。

自動車から、おおぜいの人がおりて、門をはいっていきます。あたりは、まっくらですが、門灯の光で、かすかに見えるのです。

「あっ、カニ怪人だっ。」

そうです。はいってくるやつは、みんな、あの気味のわるい、カニの姿をしていました。しかも、てんでに、なにか、へんてこな荷物を、かついでいるのです。

四角い大きな額のようなもの、でこぼこした彫刻のようなもの、小さい箱のようなもの、それらが、みんな白いきれでくるんであるのです。

六―七人のカニ怪人が、いろんな形の、白い荷物をかついで、行列をつくって、家の中へはいってきます。まるで、おそろしい夢でも見ているような、ぶきみな光景でした。