Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
三人の怪人は、じゃまになる頭のカニのこうらだけとって、おりたたんで手にもつと、自動車にのりこみ、ひとりがハンドルをとって、都心にむかって、車をすすめました。
車は広い街道を、まっしぐらに、走っていきます。
「へんだな。あの車、さっきから、ずっと、つけてくるよ。おやっ、パトカーじゃないか。ほかに車はいないから、きっとこの車を、おっかけてくるんだよ。」
「ぼくたちの、へんな姿を見て、あやしんだのかもしれないね。かまわないよ。おっかけさせておくさ。」
ハンドルをにぎっていた怪人が、こたえました。
「あっ、パトカーが二台になった。二台で、おっかけてくるよ。」
というまに、二台のパトカーは、サイレンをならしはじめました。ねらわれているのは、三人の怪人の車にちがいないことが、わかってきました。
しかし、けっして、速度をゆるめません。そのまま、走っていますと、あっ、こんどは、前のほうから、べつのパトカーが、走ってくるではありませんか。
はさみうちにされたのです。
こうなっては、車をとめるほかありません。怪人たちの車は、さびしい、いなか道で、ピッタリと、停車しました。
前とうしろのパトカーも、とまりました。