Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
ためしに、やってみようか。」
明智はそういって、電話器の横にあるスイッチをきりかえました。
「もしもし、ぼくだよ。明智だよ。」
「あっ、物置小屋からだね。すると……。」
中村警部のびっくりした声です。
「そうなんだ、ここにかくれていた二十面相の部下のやつが、警視庁だといって、きみと話をしたんだ。そして、護送車を送ることをひきうけて、電話をきったのだから、警視庁はなにもしらない。あの護送車は警視庁からきたのじゃない。」
「じゃあ、どこからきたのだ。」
「二十面相のどこかのかくれがからきたのさ。二十面相は、まんいちの場合にそなえて、にせの護送車をつくっておいたのだ。そして、それにのりこんで、にげだしたというわけだよ。」
「しかし、部下がふたり、のりこんでいる。」
「あのふたりは、ひどいめにあっているかもしれないよ。
すぐ、手配するように、もう一度警視庁へ電話したまえ。どの方角へにげたかわからないが、とくちょうのある護送車だから、うまくつかまるかもしれない。」
「よし、それじゃ、スイッチをきってくれたまえ。」
そして、警視庁に電話がかけられ、東京のぜんぶの警察に、にせ護送車のことが、つたえられたのでした。