Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
ふたりは、ひろい部屋にはいって、その中を、グルグルあるきまわりました。
窓には、あついカーテンが、しめきってあるので、太陽の光はすこしもはいりませんが、てんじょうからさがった、りっぱなシャンデリアに、電灯がついているのでこの部屋だけが、夜のようなかんじです。
ふたりは、アームチェアにこしかけて、顔を見あわせました。
「なんだかへんだね。夜みたいに電灯がついていて。」
「おばけがでるのかもしれないよ。」
そのときです。部屋のすみに、シューッという、みょうな音がしたかとおもうと、モヤモヤと白い煙がたちのぼりました。
二少年は「さては。」とおもって、その煙を見つめました。
白い煙は、ますますこくなって、むこうの壁が見えなくなりましたが、しばらくすると、こんどは、煙が、だんだん、うすくなり、その煙のおくから、もうろうとして、人の姿があらわれました。
四十歳ぐらいの、やせて、背の高い男です。
ツバメのようなしっぽのある黒いイブニングをきて、メフィスト(西洋悪魔)のような顔をしています。さきの二つにわかれたあごひげ、ピンとはねあがった口ひげ、頭の毛は、みょうな形に、チックでかためてあって、まるで二本のツノのように見えます。