Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
「きみたち、どうして、こんなところにいるんだい。」
小林君がたずねますと、中学一年の木村という少年がこたえました。
「小林さんが、電話で、みんなをよびあつめたんじゃないか。それで、ぼくたち、あのおばけやしきの洋館へ、やってきたんだよ。すると、へんなおじさんがいて、キラキラひかる鏡の玉が、てんじょうからさがってきて、ぼくたち、ねむくなってしまった。
そして、ハッと気がつくと、いつのまにか、この原っぱへきていたんだよ。なんだか、夢を見てるような気持だよ。」
小林少年は、電話なんかかけたおぼえはありません。これも二十面相のしわざにちがいないのです。二十面相はなんでもしっています。小林君の声をまねて、電話で、おもな団員をよびあつめたのかもしれません。
小林君は、それよりも、おばけガニのことが気になるので、うしろをふりかえってみました。
すると、ふしぎ、ふしぎ、うしろは、いちめんの原っぱで、あの洋館は、影も形もなくなっていたではありませんか。
ほんとうに、夢を見ているような気持です。そういえば、空も、原っぱも、いちめんに、うすぐらく、なまり色で、夢の中のけしきのようです。