Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
もう夜の九時ごろです。このまっくらな庭にいったい、どんな切り札がかくしてあるというのでしょう。
明智探偵と小林、井上の二少年は、床の穴から、地下室へおりていきました。いくつも、部屋のある広い地下室です。
明智は強い光の懐中電灯を用意していました。それをふりてらしながらすすんでいきますと、みょうな部屋に、はいりました。
その部屋には、洋服屋のショーウインドーにあるような、男や女の人形が、ウジャウジャと立っているのです。はだかではなくて、みんな洋服をきています。
二十面相は、きっと、その中にかくれているのでしょう。
明智探偵は懐中電灯で、ひとつひとつ、人形をてらしていきました。
すましたマネキンの顔が、つぎつぎと、光の中にあらわれます。
おやっ、四角なめがねをかけたメフィストの人形です。そいつが、懐中電灯の光を、まぶしそうにして、パチパチと、またたきをしました。
「あっ、きさま、二十面相だなっ。」
明智と二少年が、とびかかろうとすると、二十面相はすばやく身をひいて、にげだしました。
「ワハハハハハ、おれは人形だよ。メフィストの人形だよ。ワハハハハハ。」
にげながら、二十面相の高笑いです。