Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme

Aozora Bunko

明智は懐中電灯をふりてらして、おっかけます。

二部屋ほど、とおりすぎて、いきどまりの小部屋にたっしました。シュッとマッチをする音、パッともえたつたいまつ。二十面相は小型のたいまつを、ふりかざして、仁王立ちになっています。

「ワハハハハハ、おい、これを見ろ。このたるの中には、火薬がいっぱいつまっているんだぞ。このとおり、ふたはひらいてある。このたいまつを、たるの中に、なげこめば、大爆発だ。この家も、おれも、きみたちも、こなごなになって、ふっとんでしまうぞ。さあ、どうだ。命がおしければ、地下から出ていけ。でないと、明智君、きみはこの二十面相といっしょに死ぬことになるぞ。ワハハハハハハ。」

かれは、たいまつをふりながら、気でもちがったように、笑うのでした。

ああ、あぶない。たいまつからは、火の粉がとびちっています。それがたるの火薬の中におちたら、なにもかも、こっぱみじんなのです。

小林少年も井上君も、まっさおになって、にげだしそうになりました。しかし、明智探偵はビクともしないで、おちつきはらっています。

「ハハハハハ。」

こんどは、明智の笑う番でした。

「そのたるの中をよく見たまえ。