Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
空中戦
火薬は水びたしになっているじゃないか。たいまつをほうりこんだって、シュッと音がするばかりだよ。」
「なにっ、水びたしだと?」
二十面相は、あわててたるの中をのぞきました。
「やっ、さては、きさまが、水をかけたんだな。」
「そうだよ。きみが少年たちに催眠術をかけているあいだに、ぼくは、このうちを、ねこそぎしらべた。そして、あぶない火薬には水をかけておいたのさ。」
「ちくしょう!」
二十面相は、たいまつをなげすてて、いきなり、こちらへ、つきすすんできました。明智と二少年のあいだをすりぬけて、おそろしいいきおいで、にげていきます。
パタンと、かくし戸のひらく音。そのむこうに、人間ひとり、やっととおれるほどの、トンネルのような穴が見えます。
二十面相は、四つんばいになって、穴の中へはいこんでいきました。
明智探偵と二少年も、やっぱり四つんばいになって、そのあとを追います。
トンネルは二十メートルほども、つづいていましたが、やがて、ポッカリと、広い場所に出ました。庭のようです。
空中戦
庭にまちうけていた十三人の少年たちは、やみに目がなれているので、どこからか、あらわれた二十面相に、すぐ気がつきました。