Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
大きな声で呼んでみましたが、なんのへんじもありません。ノロちゃんはもどかしくなって、くつをぬいで、いきなり、廊下へあがっていきました。
「だれもいないんですか。ごめんなさーい!」
びっくりするような声で、どなりました。やっぱりシーンとしています。
「へんだなあ。ここ空家かしら。」
そのときです。西洋館のおくのほうから、
「キャーッ、たすけてえ……。」
という女の悲鳴が、聞こえてきました。
ノロちゃんは、それをきくと、くつもはかないで、入口の外へ逃げだしました。野呂一平君は、探偵団員にもにあわない、おくびょうものです。
小林少年は、すばやく、ノロちゃんを追っかけて、ドアのなかへ、ひきもどしました。
ひきもどされたノロちゃんは、大きな目をキョロキョロさせて、なにか出てきたら、すぐ逃げだせるように、へんな腰つきをしています。
「いまのは、小さい女の子の声だったぜ。さあ、いってみよう。ひどいめにあわされていたら、助けてやらなけりゃあ。」
小林君は、ノロちゃんの手を、グッとひっぱりました。
小林君も、くつをぬいで上にあがり、ノロちゃんの手をひっぱって、廊下をグングン、おくへはいっていきました。