Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
宙に浮く花びん
わたしのうしろを、だれかが、すうっと、通っていったような気がしました。ああ、気味がわるい。まだ、そのへんにいるんじゃないかしら。」
すると、これに答えるように、また笑い声が、起こりました。
「ハハハハ……、ここにいるよ。だが、きょうは、このまま帰る。また、やってくるから、用心するがいいぜ。」
その声が、だんだん、とおざかって行って、どこかへ、消えて行ってしまいました。
「真珠のゾウを盗むつもりなら、いきなり、ひっさらって、逃げ出せばいいじゃないか。それを、ただ、声を聞かせたばかりで行ってしまったのは、おかしいね。もしかしたら、透明人間と見せかけて、どこかに、ラウドスピーカーでもしかけてあって、声だけ聞かせて、おどかしたんじゃないだろうか。」
北川さんが、疑わしそうに言いますので、みんなで、部屋の中を壁からてんじょうから、じゅうたんの下まで、残るところなく、調べましたが、スピーカーのようなものは、どこにも、しかけてないことがわかりました。
宙に浮く花びん
それから、大さわぎになって、恩田さんは、このことを警察に知らせ、家の回りを、見張ってもらうようにしましたが、その晩の夜ふけに、章太郎君の寝室に、またしても、恐ろしいことが起こりました。