Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme

Aozora Bunko

透明人間は家の中に

すぐ向こうに、おたくの門が見えています。きっと、おたくへ忍び込むのに違いありません。

わたしは、急いで足跡を追いかけました。

足跡はおたくの門をはいりました。敷き石の上に、まだかすかに足跡がついていくのです。

そこで、わたしは、あいつを出しぬいてやろうと思いました。いきなり駆け出して、足跡よりも前へ出たのです。そして、玄関に飛び込んでドアをしめ、かぎをかけてもらったのです。」

松波博士のうすきみのわるい話が、終わりました。そのときです……。

透明人間は家の中に

そのとき、ふたりの話している応接間のドアが、すうっと開いて、また静かにしまりました。だれかはいってきたとしか思えません。しかし、人の姿は見えないのです。ふたりははっとして、思わず、いすから腰を浮かせてしまいました。

すると、廊下にぱたぱたとスリッパの音がして、ドアが乱暴に引きあけられ、家庭教師の山口青年が飛び込んできました。

「先生、どうもおかしいです。いま、廊下を通りかかったら、このドアがひとりでに開いて、しまるのが見えました。あいつは、もう、ちゃんと、うちの中へはいっているのかもしれません。