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Japanische Klassiker mit Furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme

Aozora Bunko

これが、もし二十面相の部下だとすれば、二十面相の一団は、特別の無電を備えた自動車を持っているのです。相手は、むろん二十面相の隠れ家にいる、別の部下に違いありません。かれらは、おたがいに無電でなにを話し合ったのでしょうか。

ところが、もうひとつふしぎなことがありました。その男は、だれにも見つからなかったと思って安心して、自動車に乗ったのですが、じつは妙なものにあとをつけられていたのです。

そいつは、一寸法師みたいなまっ黒なやつでした。七―八歳ぐらいな小さなからだを、ぴったり身についた、まっ黒な毛のシャツとズボンで包み、頭からすっぽりと黒いふくめんをかぶり、それにふたつの穴があいて、目だけが見えているという怪物です。

その一寸法師は、恩田さんの庭の中から男のあとをつけて来たのですが、男は少しも気がつきません。あたりはまっ暗ですし、そのやみの中を、ちっぽけな黒んぼうが尾行して来るのですから、なかなかみつかるものではありません。

男が自動車に乗ると、小さな黒んぼうはこっそり車のうしろに回って、ポケットから出した万能かぎのようなもので、音のしないように後部のトランクのしまりをはずし、ソッとふたをあけてその中へしのびこんでしまいました。