Japanische Klassiker mit Furigana
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Lesen Sie 丹下左膳 (たんげさぜん) von 林 不忘 (はやしふぼう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 196.229 Zeichen · 389 Bildschirme
四
と! そのときでした。
「オヤッ!」
と、愚楽老人が叫んだのです。そして、手の小刀をほうり出して、
「あった! 出てきた! ホレ、上様、越州、字が書いてある? ソラ、この下の紙に、うっすらと字が見えまするぞ」
「ドレドレ! ホホウ、なるほど、何やら墨の跡がすけて見えるわい」
「御老人、早く、その上の紙をお取りなされ」
「損じてはならぬぞ」
「心得ております。ここが千番に一番の掛け合い――」
愚楽老人は、紙の端にそっと爪をかけて、静かに、しずかに剥きはじめた。上の奉書が注意深く剥がされるにつれて、下から出てきたのは、何やら文字と地図らしいものの描かれた、一枚の古びた紙!
こけ猿の壺の秘密は、いま明るみへ出ようとしている。
何百万、何千万両とも知れない。柳生の埋宝!
老人の手が、上の紙を剥ぎ終わりました。六つの眼が、凝然とひとつに集まる。
押しつぶしたような無言ののちに、声に出してその文字を読んだのは、吉宗公であった。
「常々あ○○心驕○て――」
四
「常々あ○○心驕○て湯水のごとく費い、無きも○○なるは、黄金なり。よって後世一○事ある秋の用に立てんと、左記の場所へ金八○○両を埋め置くもの也――」