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Japanische Klassiker mit Furigana

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ならしげざっぴつ

小出楢重随筆集

小出 楢重

Lesen Sie 小出楢重随筆集 (ならしげざっぴつ) von 小出 楢重 (こいでならしげ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.351 Zeichen · 657 Bildschirme

Aozora Bunko

面白い形である。多分痔持ちなのだろう。私は湯の不潔さを感じて早く逃げ出そうと思った。

博覧会は雨の中、どろたんぼの中に立っていた。T君夫婦とその一族は会場内の茶室へ招待されている間、私は娘曲芸団の立ち見をしていた。ちょうど呼物であるところの空中美人大飛行というのを演じているところ。高い空中のブランコから離れてかわいい娘が次から次と、張られた網の上へ落下してくる有様は凄く憐れなものだった。私は往生要集の地獄変相図を思い出した。

最後の一日を高松で暮した。栗林公園も桜の真盛りだった。三味線と酒と、大勢が踊っていた。ある座敷では洋服の男が六、七名、芸妓とともに円陣を作ってやっちょろまかせのよやまかしょというものを踊っていた。T夫人はそれを眺めて、男の方は宴会や宴会というていつもあんなことをしているのですか、と私に詰問したが、私はさあどうですか、まさか、といってみたが、本当のことは多少わからなかった。T君も何かわけのわからない答弁を製造しているようにみえた。

翌日再び海を渡り、退屈な山陽線によって神戸へ近づくにしたがって、私は私の神経がかなり暢びてしまっているのに気がついて来た。