Japanische Klassiker mit Furigana
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ならしげざっぴつ
小出楢重随筆集
小出 楢重
Lesen Sie 小出楢重随筆集 (ならしげざっぴつ) von 小出 楢重 (こいでならしげ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.351 Zeichen · 657 Bildschirme
夏の都市風景
研究所にヴントアレッセイの展覧会あり。やがて餅を食べる幸福が控えている。
右の次第を繰り返しているとやがて人生の終点へ到達する筈になっている。
(「アトリエ」昭和三年十月)
夏の都市風景
ドイツ人には兵隊の如く丸坊主の頭が多い。それでいて殺風景かというと左様でもない。若いものは若いなりにさっぱりとしているし、老人は老人として堂々ともしている。それは厳めしいドイツ人の体躯と相貌とに丸坊主がかえってよく調和している如く見えるのである。しかしながら初めてドイツに丸坊主が現れた時は少なからず変に見え、心ではにがにがしく思った人も多いことかも知れない。
日本人や支那人だって、ある時代の要求に応じて、その弁髪や丁髷を切り落す時は、生命の玉を取り落とす以上に感じたことであったらしい。
それも馴れてしまえば、かえって丁髷などうるさくおかしく見えて来るものなのである。何しろ初めてという時に、その先頭を承るところのいの一番に乗り出すところのものは、よほどの勇気ある者でなければならない。とにかく笑われの標的となるにきまっているのだから。
ところで、大概の人は自分も実はやってはみたいのは山々だが、恥しいのと、他人の口が気になったり、おっちょこちょいといわれるのが口惜しかったり、あるいはモガとか、若い奴、阿呆、といわれることを怖れ、