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Japanische Klassiker mit Furigana

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ならしげざっぴつ

小出楢重随筆集

小出 楢重

Lesen Sie 小出楢重随筆集 (ならしげざっぴつ) von 小出 楢重 (こいでならしげ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.351 Zeichen · 657 Bildschirme

Aozora Bunko

散歩雑感

、気の毒なようなねだんで売ってくれます、こんなのを常に買い込んで置いて、時に応じてその画面の寸法に合せて、額縁屋で切らせ、組み合させるのです、すると絵にピッタリ合った味が、成立するのであります。先ずガラス絵としての大略の事を申したつもりです、長くなりますからこれで止めときます。

散歩雑感

私は毎晩散歩する癖がある。国枝君などは散歩は大嫌いだという。第一歩などという言葉からして虫が好かないという。なるほど考えてみるとあまりハキハキした言葉でも仕事でもないが、癖になっていると病気のようなもので、何はさておき、ちょっと巡回して来ないと気がすまないのだ。

ただ何となく外へさえ出れば、何か驚くようなことにありつけるような、何かが落ちていそうな、何か素晴らしいものが拾えるような気持ちがしてくるのだ。

ところで真暗な野道や淋しい町を、いくら歩いてみても一向面白くないのだ。狐が飛び出すくらいのものかも知れない。狐でもいいから出てくれればはなはだ面白い。家の中で髭を抜いているよりもいくら景気がいいか知れない。もしその狐が美人に化けて誘ってくれればなおさら面白いではないか。