Japanische Klassiker mit Furigana
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ならしげざっぴつ
小出楢重随筆集
小出 楢重
Lesen Sie 小出楢重随筆集 (ならしげざっぴつ) von 小出 楢重 (こいでならしげ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.351 Zeichen · 657 Bildschirme
すきな古道具の面白いのや、キレ類のキレイなのがどっさりあるが高い。安いので、面白いのをチョイチョイ探し出すのに興味がある。毎日此の頃は、正宗氏と一ショに道具屋あさりをやっている。もう荷物がフエたので、又大形のトランクを一つ新調した。コノ中へ買ったものをつめ込んで帰る。帰って皆の前でフランスみやげをホリ出す時が一寸面白いぜ。一寸半年間天狗さんにつままれていた様なもんで、その天狗さんにもらって来たおみやげだ。中々天狗につままれ賃が高い。やはり全部で七千円はかかる。
帰りの船賃と小使とが足りないので心細いから石濱君宛で、此の間、日仏銀行から逆カワセをくんでもらった。(千五百円)石濱君の方へ銀行から通知があった事と思う。
ウチの事は大変安心をしている。僕も西洋の食いものが胃袋に適する為めか、毎日運動もよくするのと一ショで、全く胃が悪くなった例しが無い。今度帰ったら食いものだけは毎日巴里と同じものがたべたいと思う様になった。
朝九時キャフェーとパンを喰って、一時が昼飯で、晩が七時と、キチンと巴里全体が定っているのでまるで胃腸病院へでも入った様なもんだ。胃がよくなるはずやなアと感心する。