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Japanische Klassiker mit Furigana

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ならしげざっぴつ

小出楢重随筆集

小出 楢重

Lesen Sie 小出楢重随筆集 (ならしげざっぴつ) von 小出 楢重 (こいでならしげ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.351 Zeichen · 657 Bildschirme

Aozora Bunko

こうなると大体若いということが第一嫌味の素だということにもなる、また生きていることもついでに嫌味なことになる、人間が一番元気に生きている最中に例の恋愛をやるのだが、この時に書いた手紙の文句ほどうるさいものはあるまい、まずわれわれの悪寒なしでは読み切れない、まったく嫌味には悪寒がつきものなのだ、それは雷に電が伴うようなものかも知れない。

ところで、西洋人というものは昔から非常に生きていたがる人種だという評判がある、これはどうも定評となってるらしい。すなわちその食物から精力体質からが最もさきに述べたところの前者である。すなわち生殖、繁殖、積極、元気、などの部に大変適っているようだと思えるのだ。それでその発散するところの芸術にも隠し切れない臭気が現れ出すのだ、臭気が充ちてしまえばそれは感じなくなるものだ、そこで西洋では昔からあまり嫌味を東洋人ほど神経過敏に嫌がらない傾向がある。

東洋人といえば、その芸術にも人間にもこの嫌味が現れることを大変嫌がるのだ。

それでどんな芸術にも、あるいは広く一般の芸事においても、あの芸は若いというのだ、若いということは嫌味があるということだと思ってもいいと思う。