Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ならしげざっぴつ
小出楢重随筆集
小出 楢重
Lesen Sie 小出楢重随筆集 (ならしげざっぴつ) von 小出 楢重 (こいでならしげ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.351 Zeichen · 657 Bildschirme
まったく紙や土の上に働いたところの神経を眺めますと、その作者の神経がどんなものかが判ります。神経さえわかりますればその作者の脳の働き具合も想像出来るわけであります。
芸術家の神経は作品に現れますが、普通の人達の神経はその言葉や行動に現れます、その人の人格というものは芸術家の作品と同じものでしょう。
神経と地震計とは似ています、どちらもピリピリと動いて震えます、そして震うただけの記録が現れて残ります、だから上等の機械であればあるほど遠方の地震もわかり、完全な記録も出来る訳であります。
その地震計であるところの神経の上品下品いろいろの種類をちょっと考えてみますと、随分いろいろとあります。
解剖図で見ますと神経は大体白く細いすじでありますが、われわれから見ますとその白いすじにも非常に細い奴と、馬鹿に太いのとがあるのです、細いのは糸より細いという沢市の身代よりも細いのから、うどん位のもの、太いのになると大黒柱船のマスト位もあろうかという神経までもあるのです。これをわれわれは無神経と呼びます。
マストや大黒柱のような神経はどうも震動がうまく伝わらないので、丈夫であるが下品に属します、またうどんのようなのろいのもいけませんし、といってあまりに細くデリケート過ぎても潰れやすく、衰えやすく早漏に陥りやすいのです。