Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 65.193 Zeichen · 131 Bildschirme

Aozora Bunko

十月二十日

児玉真子さんもそう命じた。とたんかを切ったとのことで、ひどく感情を激させて居られる。自分は、こんな天災に対する事にまで、陰険な手段で党派のあらそいをするような女の仲間で何も仕事をしないでもよいのだから、午後から会って話して見、模様によってやめようと話す。金子茂さんふんガイして、婦人連盟の諸木さんにつめよせる。後から来た何とか云う感じのわるいもう一人につめよせる。要点がわからず、ずるく、頭のわるいのに驚く。児玉さんは、何とか云って来ない。平塚さんは、きっとこんなことが起るだろうと思いましたと、あの人のサブデュードした声で云った。

林町より祖母上来。お貞さんに死なれ、泉沢に死なれ、すっかりもうろくしたごんだ、と云う、彼女の述懐も無理ではない。母上があまり痛わっても居られまいから、淋しく侘しいのを、被来っしゃいと云ったので、大悦び。私が帰って来たら、新しく組立てたダブルベッドにうずまるようにして休んで居られた。

十月二十日(土曜)晴

朝起きてすぐ林町に行き、古雑誌、古本その他五百冊ばかりまとめ、小港に、明日俥夫にもたせて三宅氏のところへ届けるように手配して貰う。