Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 65.193 Zeichen · 131 Bildschirme
我々は、遠くその場所からはなれ、さほど人間的心の苦しみに同情する丈の刺戟を受けない。しかし、此ことは、政策以上、ヒューメンな苦痛を、当事者等に与えて居ることと察する。
人間の生活は永く、今、幾人かの人を救う為に、永久の律を破るべきか、又、その人々の命は犠牲にしても、取挫ぐべきものは拉ぐべきか。
相手が支那で、とにかく一つの政治機関が責任を負う感があるが、左様な制度的カムフラージなく、人と人とをむき出し、相向いさせて考えたら、胸のつぶれる事だ。
◎
支那政府も、憐れだ。土匪の条件を入れて外人を助けてもあまりよいことはない。
一、外交団はセルフガードを主張しよう。
二、それが口実となり易い。
三、土匪は、只さえシステムのない正規軍に加り、更にいよいよ支那軍隊の名声を落すだろう。
四、何かであばれ、結局外国で圧せられることになり易い。
ラフィヨフの云う如く、日本が暗に示唆したこととすれば言語道断だ。それほど陰険なのか。自分で悪人の本性を出さず、臆病にかげに廻って糸を引くところ、事より根性が可恐くなり、今に見て居れ、と云う声が天から来るように感じる。